何を吸収する?
体を健康にするためには、サプリメントや薬ではなく、
日々の生活で口から取り入れる物を気にすることが大切です。
健康な食物や健康な水、そして意外とみなさんが気にしてないのが、健康な空気。
人間は一日、数10キロの空気を吸っているといわれています。
近年では、高気密工断熱がうたわれ、住宅メーカーや工務店は住まいを立てていると思います。
新築祝いなどで、新しい家に行くと新築の香がするなどの話題にのぼることもありますよね^^
あの新築の香って、最近の多くの住宅では「木のにおいや畳のにおいではありません」。
いつから木のにおいがしなくなったのでしょう。
大量の新建材と言われる素材とボンドでできた家になっています。
その住宅大丈夫ですか?
素材って何でできている?
最近の住宅は、「壁紙」が使われていることが多いのですが、「壁紙」と言えど「紙」できていないのです。
多くの場合壁紙を選んでくださいと言われた場合。
「クロス」のサンプル帳を渡されると思います。
はじめは「壁紙=紙」と思っていたものが、いつの間にか「クロス(cloth)=布?」となっていました。
そこにはもうひとつ絡みがありまして、このクロスが曲者でいつの間にか
「クロス(cloth)=塩化ビニールクロス」なんです!!
それを略して「クロス」って呼んでいます。
紙でもない!布でもない!
結局、塩化ビニールと言う言葉を省略して「クロス」と呼んでいます。。。
ふたを開けてみれば「紙」と思っていたものは、石油化学製品だったのです。
それも「塩化ビニール」。。。
塩化ビニールは、燃やすとダイオキシンを発生します。
ダイオキシンは環境ホルモンです。不妊や性別の偏りの原因となる物質ですね。
それ以前の問題として、硬いはずのプラスチックをやわらかくするために可塑剤と言うものが使われています。
簡単に言うとプラスチックをやわらかくするための添加物のようなものです。
この可塑剤が空気中に放出されて人間が吸っているのです。
ほかにもボンドの揮発性や見た目は木なのですが、実際は木屑や紙を圧縮とボンドで固めたものに木の柄をプリントしたものだったり、床のフローリングも圧縮形成されたものや薄い木を張り合わせたベニアだったりと木とはいいづらいものばかりでできている。。ほとんどは「石油化学製品」です。。
そこから揮発した、化学物質が家中に充満しています。
その空気を毎日毎日数十キロも吸い続けて平気とは思えません
昔の海外の人向けの日本のガイドブックには日本の家は「木と紙と土」でできているとかいてあったそうです。。。。
伝統的なおうちは今ではどのくらい作られているのでしょうか?
今ではそのような新築は、防炎や不燃にしなければないなどの法令順守の面もありますので現代の基準に合わせる必要があるのも確かです。
シックハウス対策として、フォースターなどの国の基準もありますが、国の基準って本当に大丈夫ですか?
本来、もともと地球にある素材。それも地元でとれるもの作ったほうが、地球への負荷もすくないのです。
なぜこのような身体に悪い物でも使われているのでしょうか?
確かに、高度経済成長を通過してきた時代には、均一に作られた工業製品で品質が一定というものも必要だったのかもしれません。
与えられた物を鵜呑みにするマインドによって、国が許してるのだからと消費者が生産の現場に目を向けないと、作り手は効率化や経済性を優先するように成ります。
そうなると、国の基準は遵守してると言うことで、危険をささやかれているものでも使用されることが、大腕をふって許されてしまうのです。
実際に、建築の現場にいる建築士やデザイナー、工務店の人たちは、自分の家に使用する素材は、肌触りや気持ちがいいから等の理由から無垢のフローリングや漆喰仕上げの壁だったりします。
しかし予算の関係や仕事をとるためによその工務店より安く見積もりを提出したい、施工をしやすいなどの理由から、お客さんへの提案は自分たちが使わない素材を提案したりしています。
自分たちは素材を気にして、お客さんのものは安価な施工の都合で選ばないことは筋が通りません。。
本来悪い物は悪いと知識を持った人が言うべきなのです、経済性や施工性の面で都合のよいように解釈しています。
よい物を作る企業や人を応援しよう
こういったものを疑問の持たずに受け入れてします消費者にも問題があります。一生に一度かもしれないほどの大きな金額の買い物です。それ相応に勉強して、無知から脱出しましょう。
もし学ぶ時間が無いのなら、素材に木を使ったり、健康のことを考えてくれる会社を探し、納得が行くまで打ち合わせをし、いい物を作る会社や人と一緒に家つくりをして、自分の体を守らなければいけません。
よい企業を応援することは、回りまわって自分にもよい流れが流れてきます。体も健康になって世の中のためになることを続けるべきと思いませんか?