普段の食べ物には気を使っている私たちですが、自宅はマンションでした。
マンションの7階。床は子供がうまれるまえから、マホガニーの無垢フローリングに変えて、2DKを1LDKに変更していたのですが、
コンクリートの躯体に塩化ビニールクロス、塩化ビニールの床。。。プラスチックと樹脂の塊のような窓の無いユニットバス。
生活に必要なインフラはすべて、供給されるものに依存しなければいけない生活。
災害時や非常事態のときに水道が止まってしまったら、水ですら自分たちで確保できない。お金を払わないと生きていけない生活。。
すべてを社会に預けてしまっている生活は現実的ではないと思い、自分たちの食べるものや水、電気を確保するべく転居をきめました。
行き先は、僕が小学校5年生まで住んでいた祖父の家。漁村の集落ですが、目の前には海があり、歩いて5分の山の中に小さいながらも畑があります。

バスは一日数本ほど、JRの駅まではバスで30分。
近くに商店は一軒も無く。買出しは近くの待ちまで出なければ成りません。
そんなところですが、昭和の初めのころの住宅には、祖父がリフォームした所にはいくらかの塩化ビニールクロスが使ってあるものの、お風呂はタイル貼、本物の畳の和室壁は土壁と私たちの理想に近い形のまま残っています。
昔の大工さんのデザイン設計施工によるもので、気密性や断熱性は低く華やかさは無いももの、現代住宅特有の鼻を突くような化学物質はありません。
井戸水もあるので、水の心配はありません。
これからここを少しずつ改装しながらすもうと思っている。
一日中聞こえてくる波の音。
夕暮れ時に足を海につけてアーシング。
いずれは電気消費を抑え、オフグリッドしようと思っています。
私たち家族の奮闘記をお楽しみください。

